⑩花様年華 考察<Highlight Reel>
※以下、花様年華Note・漫画 花様年華<SAVE ME>ネタバレ注意
今回はHighlight ReelのMVについて考察していきます。
Highlight ReelはPrologueのMVと同じく尺が長めで物語シーンが多いですね。
このMVで判明した事も多くあり、また花様年華Noteで描かれているシーンが多くあるMVでもあります。
目次
- Highlight Reel
- 22年5月22日
- 構成
- ソクジンのナレーション①
- 22年5月25日 ユンギ
- 22年5月31日 ホソクとジミン
- 22年6月5日 ナムジュン
- 22年6月14日 ジョングク
- 22年6月18日 テヒョン
- 22年7月11日 ソクジン
- ソクジンのナレーション②
- 22年7月13日 ナムジュン
- ホソクとジミン
- テヒョン
- 22年6月16日 ジョングク
- 22年8月30日 ソクジン
- ソクジンのナレーション③
- 22年6月16日 ユンギ
- 22年7月4日 ジミン
- 22年7月7日 ホソク
- 22年7月10日 テヒョン
- 22年7月26日 ジョングク
- 22年8月30日 ソクジン
- ソクジンのナレーション④
- 22年8月30日 ソクジン
- ソクジンのナレーション⑤
- まとめ
- 後書き
Highlight Reel
まず始めに時系列から考えてみましょうか。
前回のEuphoriaでソクジンの目標としていたタイムリープは一度成功を成し遂げました。
すべての過ちを正した世界です。
彼が願い、みんなとの時間が戻ってきたのです。
花様年華Noteより、Highlight ReelはEuphoriaのその後だと分かっています。
これからソクジンが歩むのは、何も知らない未来です。
自分が変えた彼らの未来がどうなるのか分からない世界です。
MVで描かれているのはEuphoriaの最後、皆で海に行った後の話です。
このMVで印象的なのは、今まで出てこなかった女の子の存在。
そして何故か彼らが一緒に居ないということ。
MVはソクジンのナレーションとともに進行していきます。
順番も考慮したいのですが、MV中の内容だけでは情報が足りていないので、まずMVに至るまでのとても大事な話をしなくてはいけません。
22年5月22日
Euphoriaの最後で描かれていた海のシーン、この日は22年5月22日だと思われます。
そしてまた7人で一緒にいられると思った矢先、何故かバラバラに過ごしているHighlight Reelの彼ら。
一体海で何があったのか。これについて知っておかなければなりません。
海でひとしきり騒いだ彼らは、日が沈んだ後、近くの宿所に向かっていました。
その途中、ナムジュンが誰かと電話している所をテヒョンがたまたま聞いてしまいます。
たった1歳しか違わない 誰がそんな事を言ったんだ
俺が年上だよ、分かってる
でももう子供じゃないんだし
今は自分でなんでも出来るようになったんじゃないかってことだ
ナムジュンは電話相手にそう言っていました。
電話相手が誰であったのか、それは分かっていませんが、ナムジュンが話していた”1歳しか違わない相手”はナムジュンの弟の事でした。
彼は家族を置いて街に帰ってきたのですから、その事を誰かに言われていたのかも知れません。
弟たちにしっかり者だと、大人だと言われ尊敬されていたナムジュンでしたが、当の本人は自分はそこまで出来た人間じゃないという思いが強くありました。
そのため、自分を手本として見てくれているジョングクやテヒョンにも、励ましの声をかけてあげられなかたり、周囲の評価と自己評価の間で葛藤していました。
ナムジュンのこの言葉を聞いたテヒョンは、深く傷ついてしまいます。
ナムジュンとテヒョンも1歳差でした。
そしてテヒョンはナムジュンをとても慕っていました。
本当の兄のように思っていたのでしょう。
兄さんの話に間違いはなかった
僕は兄さんより、わずか1つしか年下でなく、本当の弟でもなかった
自分のことは自分でしなければならないというのも、その通りだった
でも寂しかった
テヒョンはとても素直な性格なので、額面通りに全て受け止めてしまったのだと思います。
テヒョンの中で、ナムジュンに対して少し距離ができた瞬間でした。
宿所についてから、ソクジンはある決心をしていました。
今日ソクジンが見た光景は、彼にとって夢のような光景でした。
もう二度と来ないかと思っていた景色。
それにも関わらず、ソクジンの中にはわだかまりが残っていました。
それは誰も知らない、高校時代の事。
自分の行動のせいで起こってしまった、ユンギの退学のことでした。
彼が皆を裏切るようなことをしていたのでのは事実でしたが、父親に逆らえないソクジンにとっては仕方の無いことでもありました。
しかし、ソクジンの家族や育ってきた環境について6人ですら誰も知りません。
それは彼が言わなかったからかも知れませんが、どうしてソクジンが校長の言いなりにならなければいけなかったのか、その事は誰も知りませんでした。
夕食の後、ソクジンは皆に「話がある」と切り出しました。
高校の時のことを話し、皆に謝るつもりだったのです。
ソクジンの呼びかけに、テヒョンだけが彼を見ました。
テヒョンはソクジンが何を話すのか分かっていたからです。
実は海に行く数日前、テヒョンがソクジンを訪ね、テヒョンが見ている夢の話を切り出してきたのです。
そしてテヒョンはこう言いました。
兄さんは分かってますよね
ソクジンは何故テヒョンがそんな夢を見ているのか、そして何故自分にそれを聞きに来たのかは分かりませんでしたが、その夢がどれほど酷なものかは分かっています。
そのため、尚更肯定できませんでした。
ソクジンはテヒョンに「どういう意味かわからない。それはただの夢だよ」とそう答えました。
父を殺そうとしたのは夢の中の出来事ではないという事実を、
それは実際に起きたことで、しかも繰り返し起きたという事実を
テヒョンが知る必要はなかった
世界の誰もそんな苦しみを経験する必要はなかった
事実を話さないことでテヒョンの恨みを買うことになるとしても構わなかった
この決意は頑ななものだったでしょう。
誰も苦しまないようにタイムリープをしてきたのです。
テヒョンが見ている夢の景色を、実際に何度も見てきながら。
しかし、テヒョンはそんなソクジンの返答に納得のいっていないようでした。
そんな出来事もあり、テヒョンとソクジンの間には少し溝ができてしまったようでした。
ソクジンがもう一度みんなに「話がある」と声をかけ、「高校の時…」と切り出した時、横からテヒョンが口を挟みます。
高校の時?兄さんが校長のスパイをしながら僕たちをチクった話ですか?
それとも、そのせいでユンギ兄さんが退学になった話ですか?
2つのうち、どの話をするんですか?
皆の前でそう言い放ちました。
本当に全てを知っていたのは、ソクジンとテヒョンだけでした。(ナムジュンも知っていましたが、彼が引越し後にユンギが退学になった為全てを知っていたとは思えません)
テヒョンはソクジンが校長と通じていることを、誰かに言うつもりはありませんでした。
しかし、直前に信じていたナムジュンに裏切られた気持ちになったことや、ソクジンが真実を話してくれなかったことが、テヒョンをそうさせたのでしょう。
止めようとするナムジュンを無視し、テヒョンはソクジンに詰め寄りました。
それ全部兄さんがしたことじゃないですか
ソクジンは謝ることしかできず、他の皆は驚きから何も言えないようでした。
そして、ここでテヒョンのあの台詞が出てきます。
兄さん、それだけですか?他に何か隠していることがあるんじゃないですか?
Euphoriaの最後、ジョングクのシーンの後にこの台詞が画面に映し出されました。
シーンではジョングクが言ったように思えますが、実際はテヒョンの台詞です。
ここに繋がっているわけですね。
ソクジンはそう言われても尚、真実を話しませんでした。
更に詰めようとするテヒョンを止めたのは、ナムジュンでした。
テヒョンは先程のナムジュンの電話のこともあり、ナムジュンに八つ当たりをしてしまします。
場所を変えようとテヒョンの手を引くナムジュン。
放してください。何の権利があって止めるんですか?
兄さんは何を知っているんですか? 何も知らないくせに
兄さんは自分がすごい人だと思っているんでしょう
テヒョンの言葉に、ナムジュンは急に手を放しました。
その言葉はナムジュンが気にしていたことでした。
彼は自分を過大評価しているわけではありません。
むしろ周りの期待に答えられない本当に自分と葛藤していました。
確かに自分にはそんな権利はない、とそう思ってしまったのかもしれません。
テヒョンはナムジュンが手を放したことにショックを受けます。
心のどこかで、ナムジュンはテヒョンを本当の弟のように、見捨てることが出来ない存在かのように、手を離さず叱ってくれるのではないかと思っていたのです。
一緒に居ることがそんなに偉いことですか
僕たち、お互いにとって何なんですか
結局は皆、一人じゃないか
ソクジンがテヒョンを殴ったのは、その言葉がきっかけでした。
NOTEや漫画でソクジンがこういった行動をしているのは、ここ以外にありません。
このシーンは、日本版の血汗涙のMVを彷彿とさせます。
関連は分かりませんが、もしかするとこのシーンのことかも知れませんね。
このテヒョンの台詞は、ソクジンの気持ちを知っていると、とても切ない台詞です。
一緒にいれば、笑うことが出来た。
そのために繰り返してきて、ようやく叶ったのに。
ソクジンの過去の過ちが原因で、彼らの間には今度こそ明確にヒビが入ってしまいました。
テヒョンはソクジンに殴られた後、宿所を飛び出してしまいます。
その直後に、ソクジンはテヒョンを探しに宿所を出ていきました。
その後ナムジュンも1人で宿所を出たようです。
残された4人は戻るのを待たず、皆で歩いて帰路に着きます。
ソクジンはテヒョンを追いかけましたが見つける事ができませんでした。
その後宿所に戻りましたが、もう誰も残っておらず、その代わり床に一枚の写真を見つけます。
海を背景に思いきり気取っている写真の中の僕たちは一緒にいて、笑っていた
わずか数時間前のことなのに、遠い昔のように思えた
長い時間を繰り返し、努力を重ねてきたことは、全て無駄だったのだろうか
結局、僕たちはこんなふうにバラバラになるしかなかったのだろうか
本当に切ない気持ちになります。
この日の海の出来事、これが原因となり、彼らはまたバラバラの道を歩んでしまうことになります。
しかしこの一件ではタイムリープは起こっていません。
失敗では無かったということでしょうか。
HighlightReelではこの日以降、彼らがどう過ごしていたかが描かれています。
構成
このMVはソクジンのナレーション、そして個人シーンから構成されています。
映像には日付も書かれており、時系列も非常にわかりやすいです。
海の事件以降、本当にたくさんの出来事が起こっています。
全てを書き切る事は出来ないので、是非とも小説を読んで欲しいです。
個人的にソクジンのナレーションの内容、シーンの切り替えがとても大事だと思っているので順番に見ていきたいと思います。
ソクジンのナレーション①
ナレーションの日本語訳に関してはこちらの動画を参考にさせて頂いています。
日本語字幕 BTS (防弾少年団) LOVE YOURSELF Highlight Reel '起承転結'
時間が経つほど 鮮やかになっていく瞬間がある
この瞬間のために 数多くの出会いと別れが存在し
どんな道や交差点を通り過ぎても
結局ここに辿り着くものだと信じるようになる
そんな瞬間
”この瞬間”というのは一体どこか。
その後のソクジンのシーンを指しているのか、それともこれから起こる全てに対してなのか。
この台詞は、今後とても意味を持つように思えます。
このナレーションから始まるシーンは、それぞれの新しい出会いが描かれています。
起承転結で言うところの「起」でしょうか。
時系列で古いものから見ていきます。
22年5月25日 ユンギ
ユンギと女の子がいる部屋はユンギの作業室だと思われます。
この女の子はユンギの共同制作者。つまり音楽活動の相方です。
5月25日という事なので、彼らが海に行ってからすぐの出来事です。
NOTEにもこの事については記載があります。
音楽活動は海から帰ってきて急に始まったようです。
共同制作者の女の子は大胆でストレートな物言いをする性格で、ユンギのだらしのない私生活にも小言を言っていたようでした。
彼がタバコを吸おうとすると、ライターを取り上げ代わりにキャンディを投げた事もその中のひとつでした。
このシーンはMVで描かれていますね。
ユンギがそんな彼女と一緒に活動していたのは、彼女の作った音楽や演奏する曲が良く、また彼女のユンギに対する評価が正確だったからでした。
ユンギは彼女に刺激を受け、今まで音楽から離れていた時間を取り戻すように作業に没頭するようになります。
周囲からの連絡を一切絶ち、チャットの通知も切っていました。
後にユンギと連絡が取れないとホソクが言っていた内容がありますが、それはこの時期かと思われます。
22年5月31日 ホソクとジミン
ジミンは病院を抜け出してから、ホソクの家で過ごしていましたが、海に行った日をきっかけに実家に戻っていました。
その後はホソクに誘われてダンススクールに通い始めます。
そこでホソクと同じ養護施設で育った彼女と出会います。
ジミンは彼女と一緒に踊っても恥ずかしくないように、深夜の練習に打ち込みました。
MVの内容でもあるように、ジミンは彼女に対し、尊敬と同時に好意もあったように感じます。
その反面、ホソクは彼女に対し、母の面影を感じることがありました。
彼女からケーキをもらい、幼い頃の母の記憶を思い出しているのはそのためです。
22年6月5日 ナムジュン
海に行って以降、テヒョンとぎくしゃくしてしまったナムジュンは、次第にコンテナに帰らなくなります。
その代わりに訪れていた図書館とバイト先であるガソリンスタンドの往復を繰り返していました。
図書館はバスを乗らなければいけない場所にあったようです。
そうして毎日バスに乗って行き来をしているうちに、ある女性に出会います。
彼女はチラシ配りをしていました。そしてまたナムジュンと同じ様に、図書館にも通っていました。
話した事はありませんでしたが、自然と目が彼女に向きました。
髪を結んでいたゴムは輪ゴムで、すぐに貧困な家庭なのだと気づきます。
そんな彼女がまるで自分の様だと、ナムジュンはそんな風にも思いました。
22年6月14日 ジョングク
5月22日の海に行った日の帰り、ジョングクには一つの不幸が起こっていました。
その日ユンギ・ホソク・ジミンと共に帰路に着いていたジョングクでしたが、彼は兄たちを置いて一人で走って帰ります。
その時でした。ジョングクは交通事故に遭ってしまいます。
まさにINUにあったあのシーンのように。
しかしタイムリープは起こりませんでした。
ジョングクが病院で目覚めたのは、事故が起きてから10日後の事でした。(6月初旬)
かなり深刻な事故で、まかり間違えば命を落としていたほどでしたが、目覚めた後のジョングクは驚くほどの回復力を見せました。
それでも身体の痛みは酷く、強い鎮痛剤のせいで夢と現実の境目が分からない日々が続きます。
そしてその間に見た不思議な夢を、ジョングクは忘れられずにいました。
ジョングクは事故に遭った事を、兄たちに言えずにいました。
ホソクがたまたまジョングクの同級生に彼が事故で入院していることを聞き、そこで初めて皆がその事実を知りました。
海に行った日から、誰一人として連絡を取り合っていませんでした。
チャットルームの会話は、海の日で止まったままでした。
ジョングクは入院中に、一人の女性と出会います。
彼女も同じ病院に入院する患者で、奇跡的な回復を見せたジョングクに声をかけてきました。
22年6月18日 テヒョン
テヒョンは海に行った日以降、特にソクジンとナムジュンを避けるようになります。
ジョングクの事故の知らせを聞いたテヒョンは直ぐに病院に向かいましたが、病室から2人の声が聞こえ、足を引き返しました。
2人にどんな顔をして会えばいいのか分からなかったのです。
そしてもう一つ、テヒョンには変化がありました。
海に行って以降、見る夢の内容が変わっていたのです。
ナムジュンが喧嘩に巻き込まれ、ユンギが死に、ジョングクが墜落する夢はすっかりと見なくなっていました。
そして次に見る様になったのは、ソクジンが涙を流し、青い花びらがアスファルトを転がって踏み潰され、誰かの血が花びらを濡らしている夢でした。
そんなある日、テヒョンはある女性と出会いました。
出会いは偶然で、コンビニで万引きをしようとしている彼女を止めたからでした。
それ以降、街中の至る所で彼女と出会いました。
彼女は何かを話す訳ではなく、ただテヒョンの後ろを付いて回りました。
時たま写真館などで家族写真を見ると彼女の顔色は暗くなり、テヒョンは彼女の家庭環境が自分と同じように良くないのだと察します。
22年7月11日 ソクジン
海に行った日以降、また皆はバラバラとなってしまいます。
しかしソクジンはきっとまた皆で笑って過ごせると信じていました。ただ、今がその時ではないだけだと。
テヒョンと喧嘩してから、一度もテヒョンとは会っていませんでした。
彼に何と言っていいのかも分かりませんでした。
そんなある日、ソクジンはナムジュンと共にジョングクの見舞いに行きます。
しかしそこでジョングクのある変化に気付きます。
ジョングクに、明らかに警戒されていたのです。(その事についてはこの後詳しく書きます)
その日の帰り道は酷く憂鬱でした。そんな時でした。
踏切で前から歩いてきた女性が、ソクジンとすれ違い様にひとつの手帳を落としていきます。
悪いと思いながら、ソクジンはその手帳を開いてみました。
そこには彼女がしたいたくさんの夢が描かれていました。
ソクジンのナレーション②
夕立のようだった蝉の音が 一瞬止んだ
突然の静けさの中で
僕は世界がどれだけ美しいか気が付く
君がいるということだけで
全てのことが違っている
この瞬間が 偽りだとしても
ここに留まっていたい
このナレーション以降のシーンは、起承転結の「承」です。
直前のシーンから察するに、これは彼女と出会ってからの日々についてだと思われます。
特にソクジンにとって、彼女の存在は大きかったようです。
今、ソクジンが過ごしているのは自分の知り得ない自分たちの未来でした。
テヒョンとは仲違いし、ジョングクにも避けられ、皆はバラバラになり…そんな中で現れた彼女はソクジンにとって希望であったのかもしれません。
22年7月13日 ナムジュン
この日もナムジュンは彼女と同じバスでした。
彼女はとても疲れている様で眠ってしまっていました。
誰も彼女を起こす人はおらず、結局彼女がいつも降りる停留所は過ぎてしまいます。
ナムジュンは彼女を起こそうかと一瞬躊躇いました。
既に乗り過ごしていた彼女がさらに遠い停留所で目が覚めた時、それによって今日がどんなに疲れた1日になるか分かりませんでした。
しかし結局声はかけずに、目に入って買ってしまった髪ゴムを彼女の鞄の上に置いて、振り返ることなくバスを降りました。
ナムジュンにとって、それが全てでした。
バス停には、数日前に見つけた見慣れないグラフィティがありました。
無意識に周囲を見渡しましたが、テヒョンの姿はありませんでした。
ただ、すぐに逃げ出したのか地面には乱雑にスプレー缶が残されていました。
I’m fine.
ホソクとジミン
このシーンの具体的な日付は分かりませんが、時系列としては他のシーンと同じ時期だと考えられます。
ジミンはホソクと幼馴染の彼女に、ダンスパートナーとして認めてもらう為に練習に励んでいました。
ジミンがダンスを練習するのは、両親に認めてもらう為でもありました。
テヒョン
テヒョンが彼女と線路を歩いたりしているこのシーン。
ここもNOTEや漫画には描かれていないシーンになりますが、テヒョンが悪夢を見ていることを証明するかのようなシーンですね。
テヒョンがしている「ゴルフ」や、グラフィティをしているシーンは、見て分かる通りPrologueにあるシーンです。
しかし、実際はPrologueの後にはタイムリープ が起こっています。
テヒョンは知るはずのない過去です。
このシーン、思い出しているのはナムジュンのことで、気まずくて話せていないものの、やっぱりテヒョンはナムジュンを慕っていることがよく分かりますね。
22年6月16日 ジョングク
ジョングクは事故以降に見ていた不思議な夢を忘れられずにいました。
その夢では、交通事故が起きた日の夜のことが、防犯カメラの揺れる白黒画面のように再現されまていました。
ジョングクが何かスケッチをしているシーンがありますね。
その夢で見た光景をジョングクはスケッチブックに残していました。
描かれていたのは、倉庫の教室、トンネル、海の背景に皆が一緒にいる姿、アスファルトに一人横になっているジョングク、道路に沿って流れている血、夜空に浮かんだ大きい月。
これらのシーンはMVの中で描かれているものもありますね。
RUNのトンネルのシーンはここに関連付いていたようですね。
そしてある日、ジョングクはホソクにこんなことを聞いていました。
あの、兄さん。あの日の夜のことですけど
ソクジン兄さんから、あの夜について何か聞いていませんか?
つまり、僕が言いたいのは、ソクジン兄さんが僕を見たとか……
ジョングクの夢の中で、ソクジンはジョングクの事故の瞬間を見ていました。
もちろん、ソクジンはホソクから連絡が来るまでジョングクの事故は知らなかった為、実際に見ていたわけではありません。
ジョングクもそんなわけがないとは分かっています。
しかし何度もそんな夢を見ているうちに、ジョングクは少しずつソクジンに対してぎこちなくなっていきます。
見舞いに来てくれたソクジンに対し、ジョングクが避けたような態度になっていたのもこれが原因でした。
実はジョングクを轢いた相手については何の情報もありません。
ソクジンでない事は確かですが、ジョングクは少しずつ夢に洗脳されるようにソクジンに疑心暗鬼になっていくようです。
たまたま患者の女性と外に出ていたジョングクは、聞き覚えのある音楽を耳にします。
それは昔、ユンギが作っていた曲でした。
ジョングクはユンギの隣でよく曲を聞いていた為、よく知っていた曲だったのです。
ジョングクは歌っている女性のギターに、見に覚えのあるライターがぶら下がっていることに気づきます。
ギターについていたのは、ユンギのライターでした。
22年8月30日 ソクジン
ソクジンが拾った彼女の手帳に書かれていたのは、彼女がしたいたくさんの夢でした。
イタリア語講座、テンプルステイ、捨て犬のボランティア、バリスタ教育、彼氏とイヤホンを片耳ずつ付けて散歩すること。
スメラルドはそのうちの一つでした。
ソクジンは一ヶ月間、彼女の望み通り色々なことをしました。
スメラルドはイタリア北部に咲く珍しい花で、ソクジンは探していましたが知っている人すらいませんでした。
しかしたまたま見つけたオープン前の花屋で見つけ、ソクジンは8月30日に宅配してくれるよう花屋のオーナーに頼みます。
オーナーは日付に難色を示しましたが、ソクジンはどうしてもその日でなければいけませんでした。
その日は花火大会の日でした。彼女は夜空が好きでした。
彼女が好きな時間帯に、彼女の好きな場所で、彼女の好きな花を渡しながら、自分の気持ちを話すつもりでした。
彼女はまさかソクジンが手帳を拾ったなどと思ってはいませんでしたし、ソクジンもその事を彼女には言いませんでした。
それが過ちだということは分かっていた
彼女をだましているという思いもあった
何度か打ち明けようともした しかし怖かった
友達が皆、バラバラになってしまったように、彼女も去ってしまうような気がした
僕の失敗と過ち、できそこないの心と不安を知ったら、
彼女が僕を好きになってくれないように思えた
ソクジンのナレーション③
何故だろう
最も幸せな瞬間に 突然怖くなるのは
振り返れば僕は知っていた
目の前に広がる輝く世界
その土台に 僕の嘘があるということを
この全てのことが小さな風にでさえも
崩れてしまう夢であったことを
僕は背を向けて、避けて、目を閉じた
怖かった
僕自身では愛される自信が無かった
このナレーション以降、シーンは一変します。
起承転結の「転」の部分だとも言えますね。
この車のシーンは今後を示唆しているかのようなシーンです。
実際にソクジンは彼らにどんなことが起こっているのか知りませんが、嫌な予感がするというのはあるのかもしれません。
前に記事で書きましたが、ソクジンが見ているのは海で撮った写真です。
漫画にも似た様なシーンがあることから、これは初めて海に行った日(6.12)の写真の可能性が高いと個人的には思っています。
前回のEuphoriaでソクジンが最後宿所に戻った時に写真が落ちていた、とあったと思います。
その写真である可能性もあるので、もしかするとEuphoriaの写真なのかもしれません。
漫画ではソクジンが自分の引き出しから、6.12の写真を取り出して貼っているのでその点が少し違います。
詳しくは過去記事を見てみてください。
では、このソクジンの「僕の嘘」とは一体何を指しているのか。
考えられるのはソクジンが彼女についている嘘ですね。
彼女の手帳を拾ったことを黙っていることだと考えられます。
「崩れてしまう夢」というのが、何とも切ない言葉です。
タイムリープ で時を繰り返していると、確かにここが夢ではないかと思ってしまいそうです。
そしてタイムリープ がどんなに上手くいっていても、何かの拍子に簡単に崩れてしまうことを、ソクジンは何度も経験しています。
今見ているひと時の幸せは、一抹の夢。
ソクジンが彼女に手帳を拾ったことを隠していたのは、本当の自分では彼女に好きになって貰えないと思ったからです。
昔父に言われていたように、ソクジンは彼女にとっての”いい人”を演じていたからですね。
どんなに過去をやり直しても、結局友達は不幸になり、自分がした事はダメだったのだろうかとソクジンは自分を責めていました。
そんな気持ちがソクジンの臆病を増幅させたように思えます。
22年6月16日 ユンギ
他の皆と同様に、ユンギとジョングクも海の日以降互いに連絡を取り合っていませんでした。
ジョングクは事故で入院していましたし、ユンギも作業のために周囲との連絡を絶っていました。
作業も煮詰まっていたある時、共同制作者の彼女はユンギに、病院での無料公演に来ないかと誘いました。
ユンギは何も答えませんでしたが、彼女は勝手にユンギも行くと決めてしまっていたようでした。
当日の朝、ユンギはバッテリー切れをしていた携帯を久しぶりに開き、ジミンからの電話でジョングクが事故に遭ったことを知りました。
このシーンから、ソクジンのナレーションが始まりますね。
シーンが一変したことがわかります。
ユンギがジョングクの事故を知った日は、奇しくも無料公演の日でもありました。
一方、ユンギはジョングクの事故を聞いてすぐに、病院へと駆けつけました。
一体どうやって作業室を出て病院まで来たのか覚えておらず、我に返った頃には病院の階段を駆け上がっている所でした。
すれ違う患者衣を着た人間が、ユンギには全員死人の様に見えました。
病室の中で患者衣を着て横になっているジョングクさえも、まるで死人かの様に見えました。
ユンギは母が火事で亡くなった時のことを思い出していました。
そしてまた、ジョングクが地面に横たわる場面が頭をよぎり、それがどれほど苦痛に満ちた時間であったのかと考えました。
死人の顔をした患者が行き交う病院に ジョングクが横になっていた
楽器屋で偶然会った時、見なかったふりをして引き返していたら、
炎の中で俺があのまま死んでいたら、
そうだとしたら、この全てのことは起こり得なかったのだろうか
その時、彼女のギターの旋律が頭の中に入ってきました。
それに段々と炎の音、ピアノの音、様々な音が混じり、ユンギはとうとう耳を塞いで逃げる様に走り出しました。
その音と幻影から逃げることに必死で、結局ジョングクと会うことは出来ませんでした。
その後、心配して会いに来た彼女も振り払い、それ以降連絡を取らなくなります。
ユンギはまた前の様に酒に明け暮れるようになりました。
22年7月4日 ジミン
ジミンはホソクの幼馴染のお姉さんとダンスを合わせる為に、一生懸命練習に励んでいました。
そしてその日がやってきます。
ダンスの練習中、集中力が途切れたジミンがふらつき、お姉さんにぶつかってしまいます。
ジミンが自分の腕が擦りむけて血が出ているのを見た瞬間、プルコッ樹木園での出来事がフラッシュバックし、ジミンはパニック状態になってしまいます。
気づいた時にはトイレの洗面で腕を夢中で洗っていました。
もうとっくに乗り越えたと思っていたトラウマが、今もジミンの中に根付いていました。
お姉さんも一緒に倒れたことに気付き、急いで戻りましたがもう誰もいませんでした。
外に出ると雨が降っており、その先にお姉さんを負ぶって走るホソクの姿が見えました。
ジミンはその後を追いかけましたが、途中で足を止め引き返します。
思い出そうにもお姉さんが倒れた時のことは、何一つ覚えていませんでした。
血を見た瞬間に全てを忘れていました。
そんな自分が行って出来ることなどないと思ったのです。
ジミンは自分がまた樹木園に行った8歳の記憶に囚われていることを知ります。
傘を差しているにもかかわらず、びっしょりと濡れているのが気になりますね。
個人的にはトラウマのプルコッ樹木園の出来事と関連している気がします。
その日も激しい雨が降っていて、当時8歳だったジミンは全身びしょ濡れでした。
このシーンは、まるでその時のことを表しているかのように思えます。
22年7月7日 ホソク
ホソクは搬送先の病院で彼女を待っている間に、彼女の荷物に飛行機のチケットがあることに気がつきます。
そしてそれにより、以前に彼女が応募したといっていた海外オーディションに合格したことを知ります。
彼女は幸い軽い脳震盪で問題はありませんでした。
病院の入り口で何か言いたげな彼女の言葉を、ホソクはわざと遮ります。
とても「おめでとう」と言える気がしなかったからです。
翌日になると、彼女を病院に負ぶっている間に捻った足首が少し腫れていました。
すぐに良くなるだろうと思っていましたが、それからしばらくしても足首は一向に治りませんでした。
次第にギプスをつけ、松葉杖で生活しなければいけなくなったホソクは、アルバイトにも行けず、ダンス練習も出来なくなってしまいます。
22年7月10日 テヒョン
テヒョンがしばらく放っておいたスプレー缶を再び手にしたのは、彼女のためでした。
彼女は初めてのスプレー缶に戸惑いながらも、テヒョンの真似をしてグラフィティをしました。
そんな風にしていると、テヒョンたちはバスの停留所にたどり着きました。
そこはよく警察が現れる場所でもありました。
そこでスプレー缶を手にしながら、テヒョンは数日前コンテナの近くに行ったことを思い出します。
中の明かりは付いており、ナムジュンはいることが分かりました。
テヒョンは中に入りたいと思いましたが、結局入ることはありませんでした。
バス停にグラフィティをしていると、すぐに警察が現れ、二人は走り出します。
逃げ込んだ先は行き止まりでした。
そこでテヒョンは彼女を置き、手を上げて警察の前に出ていきました。
降伏でした。
それ以降、テヒョンは街中で彼女と出会わなくなります。
どれだけ探してみても彼女は見つかりませんでした。
22年7月26日 ジョングク
ジョングクは退院する日、花壇で野花を折り、病院で出会った彼女の病室へと向かいました。
病室の扉を叩いても返事はなく、中には誰もいませんでした。
彼女が退院したのか、別の病院へと移ったのか、どうしていなくなったのか、ジョングクは知りませんでした。
病院を出るとベンチが見え、ジョングクはそこで彼女と音楽を聞いたり、絵を描いたりしたことを思い出します。屋上ではイチゴミルクを一緒に飲んだこともあります。
病院を出ても、ジョングクはまだ野花を持ったままでした。
それを渡す相手はもういませんでした。
22年8月30日 ソクジン
この時花瓶が倒れるのが非常に印象的ですね。
花火大会当日、約束の時間には遅れましたが、ソクジンは何とか花屋からスメラルドの花を受け取りました。
しかし頼んでいたカードがなく電話すると、花屋のオーナーはすぐにUターンすると言いました。
オーナーが言い終わる前に、向かいの道路に彼女の姿が見えます。
次の瞬間でした。
Uターンした配送車が急停止し、目の前で彼女が事故に遭います。
地面に倒れた彼女の額からは血が流れ、ソクジンはその間無防備に立ち尽くしていました。
パンという音と共に、一発目の花火が打ち上がりました。
そしてどこからか、ガラスの割れる音が聞こえてきます。
この光景は、テヒョンが夢で見ていた光景と全く同じです。
前回のPrologueの記事で、テヒョンが見ているのは予知夢の可能性が高いと書いた理由はこのシーンにあります。
テヒョンはこの夢を見ていることを、ソクジンには言っていませんでした。
夢の話が原因で喧嘩したのですから、言えるはずもありませんよね。
そしてテヒョン自身も夢の内容を本気で信じているわけではありませんでした。
真偽を知るのはソクジンだけです。
目の前で彼女が事故に遭い、タイムリープ が起こっています。
ソクジンのタイムリープ の条件は、自分を含めた7人が不幸になることです。
そして例のシーンが来るのです。
ソクジンのナレーション④
時間を戻すことが出来るなら
僕たちはどこに戻るべきだろうか
その場所に辿り着いたら
全ての間違いと過ちを正し
そして 幸せになることが出来るのか
この言葉は、花様年華シリーズを通してよく出てくるように感じます。
映像で流れているのは、全て今までのMVの逆再生です。
時系列はどうやらバラバラなように思えます。
気になるのはWingsのShort Filmが入っていることでしょうか。
ジミンの入水シーンと思われるシーンが二箇所入っているのは不思議ですよね。
WingsのShort Filmはどう見ても花様年華と関連深いと思いますが、この回想シーンに含まれるということは意味がありそうです。
そして血汗涙のソクジンとテヒョンのシーンも含まれていることから、やはり海に行った日の喧嘩はこのシーンだったようですね。
それ以外のシーンについてはINU・RUN・Prologueということから、過去のタイムリープ の回想のようです。
Euphoriaが含まれていないのは、Highlight ReelがEuphoriaと繋がっている世界線だからでしょうか。
そしてこの回想シーンの後、見覚えのあるシーンに移ります。
22年8月30日 ソクジン
二度目の8月30日。花火大会の日です。
一度目は倒れた花瓶を、ソクジンが受け止めるシーンから始まります。
このシーンから推測できるのは、ソクジンが花瓶が落ちるのを知っていたということ。
つまりタイムリープ後ということです。
彼女が事故に遭った後にガラスの割れる音が聞こえたこと。
そして逆再生の回想シーン。
この時点でタイムリープ が起こったと想像できます。
打って変わって、疲れた様な暗い表情のソクジン。
このタイムリープ についてですが、他の方の考察で「4月11日ではなく8月30日にタイムリープ したのではないか」という考察を拝見したのですが、個人的にはやはり4月11日に戻っているのではないかと思います。
理由として、花様年華NOTE小説の最後にテヒョンの4月11日が書かれているからです。
その内容が今までのものとは違うことから、タイムリープ後だと考えられます。
つまりこの時点でのソクジンは、また4ヶ月時を戻り、一からやり直してきたのではないでしょうか。
ソクジンはラフな格好に着替え、部屋から出ていきます。
この日のことはLYSのNOTEに記載があります。
ソクジンは彼女に手帳を返しました。受け取った彼女は困っていたようでした。
彼女を幸せにしたかった。
彼女の笑顔を作りたかった。
いいひとになりたかった。
手帳を返し立ち上がったソクジンを、彼女は止めませんでした。
最後に映ったのは、海の景色。
ソクジンのナレーション⑤
数えきれないほど多くの季節を繰り返しても
辿り着けない場所がある
結局 向き合わなければならないことは
昨日とは違う嵐
その真ん中を突き進んで行くこと
恐れずに愛すること
戸惑いと離別すること
僕自身として 生きていくこと
Highlight Reelの冒頭とは相反するようなナレーション。
必ずここに辿り着くんだと、そう思う瞬間もあれば、何度繰り返しても、辿り着けない場所もある。
このナレーションは今後のLOVE YOURSELFにも通じるように感じますね。
彼女に嫌われたくないばかりに、父に怒られたくないばかりに、誰かにとって「いい人」になろうとしてきたソクジン。
しかしそうすればそうするほど、怖くなりました。
そうしてソクジンは気付くのです。
どんなに恐ろしいことがあっても、
自分自身に真実があれば 僕は前に進める
最後にこの景色が映るのは、INUと同じです。とても意味がある様に思えます。
ソクジンのタイムリープ は、またここから始まるのかもしれません。
まとめ
時系列の整理
最後に時系列の整理をしてみます。
INU → RUN → Prologue → Euphoria・Highlight Reel
一繋ぎだと考えられるのはEuphoriaとHighlight Reelで、それ以外にはタイムリープ が起こっていると考えられます。
今後描かれるのはHighlight Reel以降になるかと思います。
Prologueのタイトルについて
前回RUNの考察でPrologueのタイトルについて、少し考えがまとまったと書きました。
あくまで私の考察上にはなりますが、時系列としては3番目だと考えられるPrologueが何故「序章」であるのか。
漫画「花様年華pt.0<SAVE ME>」に描かれているのは、ソクジンがどのようにタイムリープ の力を手にし行動していくかという、序盤が多く描かれています。
MVとしてはINU・RUN辺りです。Prologueは含まれていません。
そしてその続きにあたるPrologueが「序章」
つまり本当の意味でソクジンのタイムリープ が始まったのはPrologueだと考えられます。
しかしまだ序章に過ぎないのです。
今回、Highlight Reel、そして花様年華NOTE 1でソクジンのタイムリープ は一区切りついたように思えます。
これから始まるのは新章にあたるのでしょうか。
公開されてみない限りなんとも言えませんが、私はこの考え方でようやくPrologueの疑問が解決出来たように思えます。
後書き
長らく更新していなかったHighlight Reelの考察をしてみました。
Highlight Reelは花様年華NOTEの小説に書かれていることがほとんどで、なんせ膨大なので今回全ては書ききれていません。
個人的には後半のユンギの話が大好きで、初めて読んだときは泣いてしまいました。
ただ生きているだけでは、人は救われないということ。
ソクジンが彼らの命を救った後も、彼らの苦悩は続きました。
そういった部分が多く描かれています。ぜひ読んでください。(今更)
花様年華のMVとしては、一度以上になりますが、関連しているMVはまだいくつかありますので考察次第記事にしたいかと思います。
次回は恐らくWingsnのShort FilmかYoung Forever、FAKE LOVEあたりになるかと思います。
気長にお待ちいただければと思います。
次回