【再履修①】花様年華を記憶喪失しかけてる人間の花様年華 再履修<ナムジュンの過去まで>
※以下、花様年華Note・漫画 花様年華<SAVE ME>ネタバレ注意
※※※※※
この記事は、3年の月日が経ち花様年華に関する詳細な記憶を失いつつある一般人オタクが花様年華に関して再履修する記事である。
ちなみに飽きないよう結構雑にやります。ごめんなさい。
※※※※※
目次
まえがき
お久しぶりの更新になります。オイルキングです。
この前書きはだらだらと再履修の理由を書いてるので、シンプルに飛ばしてくださって大丈夫です。
実はこっそり花様年華の考察ブログを再編集しようとして、とりあえず1個目の前半を編集していたのですが謎にそのまま放置して何ヶ月か経過しておりました。
その上、他の記事も全て非公開にしていたのを忘れていました。本当に何も覚えていない。。
そう、私は記憶喪失になったのである。※大嘘
最近花様年華がTwitterのトレンド入りしているのを見て、いつの間にか考察ブログを書いてから3年も経ったなあ〜と何の気なしに過去の記事を見ていたら「へ〜そうだったんだ」と自分で改めて思ったり、そしてまたなんかおかしい気もするので「あ、再編集しよ」と思ったのですが、以前の記事よりも詳しい記事を書くには結構忘れてる気がするなあ、ちゃんと色々調べ直したりしないとなあ〜と思いまして、それは結構労力を使うな〜と思い迷っていました。
そう、私は花様年華に関しても記憶喪失になっていたのである!
※黙れ
しかしながら花様年華THE NOTES 2が発売される前に書いた記事が多くて、事実関係的におかしい考察もあって書き直したい!
しかしながら私は大人だった。大人になってしまった。3年前もちなみに大人だった。
頭の中を花様年華でいっぱいにするには時間と元気が、主に元気が足りない。ならばどうするか!
自分の記事見て再履修しつつ訂正していこう!(絶対楽だ!)
ということで今回は自分の過去の記事を引用しつつ、間違ってたことは訂正しつつ、花様年華の世界に浸っていきたいと思います。
同じように「なんか過去に花様年華の考察みたけどもう忘れたわ^^」とという方に楽しんでもらえたら本望です。
いつの間にか読者登録をしてくれる方が100人になっておりました。
ほんとうにありがとうございます;;
そして更新が不定期で誠に申し訳ございません。
個人的な事情によりなかなか色々なことに割く時間がなく・・・。(言い訳多いな)
みなさんと再び花様年華の世界に浸れたら嬉しいです。
ちなみに今回の記事はかなりラフに書くつもりです。多分。
詳細な考察記事を読みたい方は、今は本当に考察記事を書かれている方がたくさんいるので、是非検索してみてください!YouTubeにも動画がたくさんあります!
ちなみに私はMacBookが水没して動画の作成データを全て失いました。
失われた下記の動画のデータ達に合唱。
よくわかる花様年華考察 #2.過去編(導入編②) - YouTube
よくわかる花様年華考察 #3.学校編(導入編③) - YouTube
1.前提
まずは1番目のこの記事から。
(1)MV
まず花様年華に関連するMVは以下のMVになります。
I NEED U
RUN
Prologue
BTS (방탄소년단) 화양연화 on stage : prologue
BTS (방탄소년단) 'Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder'Highlight Reel
BTS (방탄소년단) LOVE YOURSELF Highlight Reel '起承轉結'
基本的にはこの5つと考えていいかと思います。
もう一つ「Young Forever」のMVもあるので、それも最後に補足として書きたいと思います。
MVは全て繋がっているとお話致しましたが、一体どのように繋がっているのか。
花様年華の考察を考えるに当たって、時系列と順番がとても大事になります。
しかし、これがとても難しいです。 今一概にこれであると決定づけることは難しいため、一つ一つMVと花様年華Noteを振り返っていきたいと思います。
ではまず、今後の考察にあたって大前提として知っておかなければならないことがありますので、先にその説明をしていきます。
はい。そうですね。。
特に書くことがないんですが、この辺りの花様年華に関係があるMVの線引きは結構人によりますよね。
最近のMOSやBE、butterなどのMVも一部伏線があるという意見も見たこともありますし、そう考えるとMVの見方も深まって面白いですよね。
私は基本的には花様年華のストーリーが具体的に描かれた上記5つの考察をしてますが、そういえばFAKE LOVEの考察記事を書くためにMVスクショしまくったのにいまだに書いていないことを今思い出しましたが、一旦このことは記憶喪失しておきます。(現実逃避)
(2)それぞれのペアとソクジンについて
花様年華におけるペア
まず、花様年華には主なペアがあります。いくつかMVを見ていると二人でのシーンが多いと感じるかと思うのですが、花様年華のシリーズではペアがあります。
・ジョングクとユンギ
・ナムジュンとテヒョン
・ジミンとホソク
RUNがわかりやすいですね。一方、INUのようにソクジンは一人のシーンが多いです。
では何故ソクジンは一人のシーンが多いのか?
それがもう一つの前提になります。そして物語を語る上で最も大事なことです。
ソクジンについて
ソクジンだけ一人のシーンが多いのは、INUのMVが分かりやすいかと思います。INUでは6人それぞれの悲しいシーンがある中、ソクジンだけは少し様子が違います。ソクジンは一人、部屋で百合の花を手向け、涙をしています。彼らの不幸を知っているからです。
ではそれは何故か。
ソクジンはタイムリープをしています。
花様年華Noteや漫画から、ソクジンがタイムリープをしていることは確定しています。MVの中でも描かれているシーンもあります。例えば、Highlight ReelのMV中に2度訪れる8月30日。
倒れていた花瓶をまるで倒れることを知っていたかのように受け止めるシーンが印象的ですね。またナレーションでも気になる台詞がありますね。
「時間を戻すことが出来るなら 僕たちはどこに戻るだろうか。その場所にたどり着いたら 全ての間違いと過ちを正し 幸せになることができるのか。」
過去をやり直す能力をソクジンは持っていました。何故持っていたのか、何故過去をやり直そうと思ったのか、全て明かされているわけではありません。
分かっていることは、ソクジンは皆を不幸から救う為にタイムリープをしていること。
そしてこれが非常に重要となります。今後ソクジンはタイムリープをしている前提で考察をしていきたいと思います。
おお〜〜〜。まあ前提っていうか、確定要素になったわけですが。。(未来からのコメント)
過去をやり直す能力をソクジンは持っていました。何故持っていたのか、何故過去をやり直そうと思ったのか、全て明かされているわけではありません。
ここ、ちょっとわかりにくいですね。
ソクジンのタイムリープで現時点で分かっていることを書いておきます。
①タイムリープに至った理由
→死んでしまった高校時代の友人を救いたかったから。過去に戻れば皆を救うことができるかもしれないと思ったから。ちなみにソクジンは友人たちが死んだというのを知った日に、不思議な生物に過去をやり直したいかと聞かれ、タイムリープに至った。
つまり「過去をやり直したい!僕はみんなを救うんだ!!」というジャンプ漫画的なことは言ってないわけで、もしかしたら救えるのだろうか?と思った・・・程度の可能性が高い。というか描写的にはそんな感じで書かれてる。
結構な強制的にタイムリープさせられてるって感覚が近いかもしれない。
ちょっとこれについても書きたいんだけど、既にちょっと花様年華を知っている人しか意味不明だと思うから後で書くことにする。忘れなければ・・
②タイムリープは能力か、外部的要因か
→この”能力”はソクジンが自分の意思でタイムリープを起こせるかという意味なんですが、結論から言うとソクジン自身にタイムリープの力はないです。完全に外部的要因によって同じ時間の中を繰り返させられていて、なおかつ自分だけがその間記憶を保ち続けている。
外部的要因は基本的には友人たちの”不幸”が起こった時。でも難しいのが”不幸の線引き”。
例えば自殺をしてしまう人から凶器を取り上げても、それはその人を救ったことにはならない。ということをソクジンはタイムリープを重ねる間に知っていきますよね。
自分の行動を変えたら、彼らの行動を変えるように動いてみたら、そういう単純なものではなかった。
明確ではない不幸を防ぐために、未来を引き延ばすために、ソクジンは何度も試行錯誤を繰り返していきます。次第にタイムリープを繰り返すソクジンは、そのタイムリープの中で孤立していくわけですなあ。辛すぎやろ!まじで!おい!
ペアについては特に今言うことないです。
(3)それぞれの過去
ナムジュンの過去
ナムジュンは父母弟の4人家族でした。父が病で働くことが出来無かったこともあり、ナムジュンの家庭はとても貧困でした。母だけの稼ぎでは食べていくことができず、ナムジュンは中学生の頃から内緒で働きに出ていました。ナムジュンが高校生になる頃に母が仕事をやめてしまい、とうとう父の薬代や家の水道代を払うことが出来なくなり、一家は家をでなくてはいけなくなります。そうしてナムジュンは高校生の時に皆に別れも告げず、突然高校を辞めて家族で田舎に引っ越してしまいました。
中卒だったナムジュンの働き場所は少なかったのですが、料理店で宅配デリバリーのアルバイトをしていました。そこには同じような環境の子たちが多く働いていました。ナムジュンは一家を養うため、金を稼いでは父を病院に連れていき、生きていくために必死に働いていました。
季節が過ぎ、冬。危険な雪道の宅配帰り。タイヤが滑り、ナムジュンのバイクは転倒してしまいました。幸い大怪我にはならず、バイクも無事でした。
その後の配達も自分が行くつもりでしたが、店に戻ると父が怪我をしたと電話が入り、病院に連れていかなくてはいけなくなりました。
冬の宅配は危険な為、夏に比べてやりたがる子がいません。冬の宅配は本当に貧しい家庭の人間しかしない為、いつもナムジュンともう1人の男しかいませんでした。ナムジュンと彼はいつもどっちが配達に行くか競っていました。仕方なく、ナムジュンはその男に店のバイクの鍵を渡しました。
父が怪我をしたと電話が入る直前、彼はナムジュンに「頼みがある」と切り出しました。しかしその直後に電話が鳴ったため、ナムジュンは彼の話を聞くことはありませんでした。
その時、ナムジュンはそのことを特に気に留めていませんでしたが、父を病院に連れて行った翌日、彼がナムジュンが帰った後、デリバリーの途中にバイクで転倒し、死んでしまったということを聞きます。事故については、彼の運転の不手際という事になっていましたが、ある時、ナムジュンは宅配先の人たちの「雪道の運転で本当に危険なのは雪ではなく、融雪剤として巻かれる塩化カルシウムと濡れ落ち葉だ」という会話を聞きました。
ナムジュンは彼がバイク事故を起こした場所が、直前に自分が転倒した場所だと知っていました。そして、転倒した後も自分が配達に行くと思っていたナムジュンは、その場所に塩化カルシウムを撒いていたこと、転倒して撒き散らしたままにしてしまった落ち葉のことも覚えていました。
もし、自分が彼の頼みを聞いていれば何か変わっただろうか。もし、次の配達も自分が行っていれば死んでいたのは自分だったのだろうか。
事故の後、ナムジュンの罪悪感と安堵は行き場をなくしていました。自分は一体どうすればよかったのか。そうしてこれから、どうして行けばいいというのか。そんな時、ナムジュンはふと父の言葉を思い出しました。病院の帰り、父がナムジュンに言いました。
「ナムジュン、行け。お前だけでも生きるんだ」
家族を捨てられず聞こえないふりをしていたその言葉を思い出したナムジュンは、バスに乗り込み、一人皆で過ごした街ソンジュに戻ることにしました。その後、ナムジュンはガソリンスタンドでアルバイトをしながら、線路にあるコンテナの中で住んでいます。
INUに出てきた皆が登っていたコンテナや、RUNの最初にナムジュンが出てきたところですね。この場所はやがて皆のアジトとなります。
ナムジュンの過去の話ですが、所々分かり辛かったので書き直してます。マジ文章下手すぎない?(今も変わらないですけど)
ナムジュンの過去話ってのはNOTEにしか描かれていないんですよね。なんかナムジュンコンテナによくいるなっていうのはMV見てると分かりますが、ナムジュンがそこまで貧困で生活が困窮しているってことは分からないわけです。
なのでNOTEを読んだ時はナムジュンの過去話が出てきて嬉しかったんですが、同時に色々考えさせられました。
ちょっと話変わりますが、花様年華の話の面白いところは基本的に日記なのでそれぞれのエピソードは話口調で書かれているんですけど、どうにも本人が言っているような口調や考えていそうな思想で文章が書かれているのがすごいと思います。
実際どうなのかは言語の壁的な意味でも分からないですけど、うわ言ってそう〜というのが翻訳された日本語の文章でも感じられる気がしてたまんないなと思います。オタクなので。。
それと、ナムジュンの過去話では省いていたんですが、ナムジュンは事故死してしまった彼のことをどこかテヒョンと似ていると感じていたんですね。
なので”テヒョン”と心の中では呼んでいたんです。
”テヒョン”の事故死に関して、ナムジュンは罪悪感を感じながらそれを見ないフリしていました。それは自分の罪悪感が偽善だと感じたから、そしてもしかしたら自分のせいかもしれないという罪悪感自体からも逃げてしまいたかったから。
計画があるわけではなかった。ある意味、あてもなく逃げるのに近かった。母の疲れた顔。さまよう弟。父の病気。日増しに苦しくなる家計。犠牲と平穏を強要する家族、何も知らないふりをしてあきらめ、適応しようと必死になっている俺。そして何より貧しさから逃げたかった。貧しさは多くのものをズタズタにして飲み込んでしまう。大切だったものがなんでもないものになる。あきらめられないことも、あきらめるようになる。疑い、恐れ、断念するようになる。
”テヒョン”の死をきっかけに、ナムジュンは適応しようと必死になり麻痺していた思考が蘇り、そして限界を迎えてソンジュの街に帰ったのですが、この”テヒョン”に対する罪悪感というのが、後のナムジュンの行動にも現れているのが面白いところですよね。
ソンジュの街に帰った後、22年4月20日のナムジュンのエピソード。
テヒョンに何かあったことは気づいていた。表向きは平気なふりをしていても、瞬間的な鼓動や表情、口調から自分でもわからない不安がにじみ出た。
〜省略〜
たまに見せる傷は父親の暴力によるものだと思うが、そのせいでもなかった。青痣があったり、唇が裂けている日に限って、テヒョンは大袈裟に明るく振る舞い、やけに饒舌だった。テヒョンは悪夢を見ているようだった。洗いざらい打ち明けてくれとせきたてないのは、本人から話してくれるのを待とうと心に決めたからだった。一方では、俺がそんな悩みを聞く資格があるのだろうかと疑問に思うこともあった。兄さんヅラをして大人ぶっていたが、いざ友達が一番つらい時に、俺はそばで守ってやれなかった。皆が俺を大人っぽいと持ち上げてくれたが、本当の大人ではなかった。テヒョンを見ると、田舎の村の出来事をよく思い出した。実際、二人は似ているとことが1つもなかった。それは田舎の村にいた時もわかっていたことだった。
〜省略〜
「兄さんはどこにも行かないでください」俺を見ているテヒョンの顔に田舎での出来事が重なった。俺は何も答えられなかった。心配するな。どこにも行かない。そんなふうには言えなかった。
ナムジュンの抱えていた心の悩みがよく分かる文章ですね。ナムジュンは自分が優れた人間だとは思っていなかった。誰かを守ってあげられる人間ではないということも、そんな資格もないのではないかとも思っていた。
その感情の原因のうちには、家族を見捨てて戻ってきたこと、田舎の村にいた”テヒョン”が自分に何を頼みたかったのか聞かなかったことに対する罪悪感、それを偽善と思う客観的な自分、そして偶然とはいえ彼の死の原因を作ってしまったかもしれない罪悪感。
それらの気持ちがテヒョンを見るとダイレクトに蘇り、よりテヒョンの抱えた悩みに一歩踏み込んでいくことができなくなった。
貧しさは多くのものをズタズタにして飲み込んでしまう。大切だったものがなんでもないものになる。あきらめられないことも、あきらめるようになる。疑い、恐れ、断念するようになる。
テヒョンが大丈夫ではないことを知っていながら、助けてやりたいという気持ちと、自分にテヒョンを助けてあげられるんだろうかという疑念。自分が生きていくだけでも必死なのに、そのために家族を捨ててしまったのに。だからテヒョンが”テヒョン”のように、自分に何かを打ち明けてくれた時に、今度は必ず聞いてやらないといけないと心に決めていた。
そういう複雑な感情を自覚しているのがナムジュンのような気がします。
ん〜〜〜すっごいリアルですよね、人間像として。いやこれは私の推測が入りすぎてますけど。。いや私の考察はいつもこうでしたね。そうでした。すいません。
そして今、7000文字を超えていることに気がつきました。長すぎ。
ナムジュン以外の記事は次回に書きます!悲しいことに今日は日曜日です。悲しいですね。(進次郎構文)
次回の再履修②(INUまでは書き終わりたい)まで、さようなら!