花様年華-oklog.

BTSのコンセプト、花様年華に関する考察記事をメインに書いています。個人的な解釈になりますが、参考にしてくださると嬉しいです。2022年現在、少しずつ記事を編集中です。ご了承ください。Twitterは諸事情により閉鎖しております。

LOVE YOURSELF

Introduce my roots.

花様年華オタクの「Stay Gold」MV感想

こんにちは。お久しぶりです。

本日BTSの日本オリジナル曲の「Stay Gold」のMVが公開されましたね!

好きな曲で楽しみだったので早速試聴して何度かリピっています🥰✨

今回は考察というより、感想という形で他のMVと関連づけながらMVを見ていこうと思います。

MVを見て花様年華っぽいと感じた方もいるかと思いますが、日本オリジナル曲のMVは今まで本来のBTSのコンセプトとはあまり関連性がないMVが多かったので、正直私もどれくらい関連づけて良いものか探っている状態です。

なので、あくまでも感想という体でかなりラフに書いてみたいと思います。

 

目次

 

 Stay Gold初見の感想

私の記憶が正しければ、BTSの日本オリジナル曲のMVが公開されたのは「For You」「Lights」そして今回の「Stay Gold」で3つ目だと思うのですが、今までのMVはどれも明るくてポップな印象がありました。

「Stay Gold」も曲を聴いていた時点では、とても美してくて綺麗な曲だなと感じていたので、MVで薄暗く意味深なシーンがあったのは正直意外でした。

でも私はそういうのが大好きな質なので、嬉々としてこうして記事を書いているのですが・・・!

構成としては、一人ずつ別の場所にいる時はどことなく暗いイメージ、何かに導かれるように外に出ると7人は再開し、その場所は綺麗で明るい楽園に・・・といった感じでしょうか。

 

めっちゃ既視感あるぞこれ。

 

 

一緒にいれば、笑うことが出来た

知ったような口で語ってみたいと思いますが、花様年華シリーズから繋げられているテーマは一貫しているように感じます。

花様年華ではよく「一緒にいれば、笑うことが出来た」という言葉が出て来ます。

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Prologue

これは花様年華THE NOTE1でソクジンが実際に言っていた(書いていた)台詞であり、そして花様年華のお話の中では”7人でいると僕たちは幸せだった。1人でも離れてしまうと僕たちはすぐにバラバラになってしまう”といった描写が多くあります。

実際、みんなが色々な悲しみを持ったまま出会い、一緒にいる幸せを知った後、ユンギの退学になったこともあり、みんなは再び離れます。

離れている間は誰ひとりとして幸せではなく、数年後にまた再会してからは、また以前と同じ幸せを感じていました。

自分たちが離れていた間に起こったことを知り、タイムリープを決意したソクジンはこう言っていました。

 

「僕たちは一緒にいなくちゃはいけないんだ」

 

MV自体からは少し外れて、本来が持つ意味(と私が勝手に思った)部分に触れていこうと思いますが、今回のMVで伝えたかったの”7人でいられる幸せ”なのかな、と思ったりします。

これは花様年華のお話にも通じる部分になりますし、今年はBTSにとっても大事なデビュー7年目。

本来の契約は7年だったそうですから、BTSが2018年のMAMAのスピーチで話していたように、事務所と再契約を交わしていなければ、この7年目は言わばゴールだったわけです。

誰1人欠けることなく、デビューしてから7年もの間突っ走ってこれるグループは多くありません。

今年2月に発売した「MAP OF SOUL:7」のアルバムからも感じとることが出来ますが、彼らは7人でいることがとても大切だと思っていて、それは今までの活動や彼らの言動の節々からも感じられます。

誰か1人が欠けてもダメなんですね。

花様年華NOTEに同じような表現があったと思いますが、彼ら7人というのはお互いに複雑に絡み合うようにして成り立っていて、簡単に言うとジェンガみたいな・・・?すごいバランスで立っているオブジェみたいな・・・?

全然良い言葉が見つかりませんでしたが、要するに1つでもなくなったり、また増えたりしてしまえば、いとも簡単に崩れてしまう関係なのかもしれません。

花様年華NOTEにそういったソクジンの記述がありました。(多分)

 

7年目、彼らにとっては新たなスタート地点に立ったのかもしれません。

 

でも結局、誰1人として欠けることなく一緒に走って来て、1人ではどうにもならなかったこともみんなでは乗り越えることが出来た。

そうしていたら、僕たちは幸せだった。楽園に行けた。

 

私は個人的に、そういう風に読み取ってしまいました。

皆さんはどう感じたでしょうか。

 

MVを詳しく見てみる

では具体的なMVの内容を見ていきたいと思いますが、ざっと軽く見た時私はすごくYoung ForeverとFAKE LOVEっぽいと感じました。

これは同じように感じた人も多いのではないでしょうか・・・?

全体的な構成としてはYoung Foreverっぽいし、風景や映像の作り方はFAKE LOVEっぽい。

しかし主軸となる”主人公的人物”はいないように感じました。

FAKE LOVEなどはどう見てもジョングクが主人公のMVだと思いましたが、今回はそうでもなさそう。

 

Young Foreverっぽい構成

 全体的なテーマは「Young Forever」のMVに近い気がします。


[MV] BTS(방탄소년단) _ EPILOGUE : Young Forever

別々の場所にいた彼らが合流し、同じ場所を目指していくイメージも、伝えたいメッセージも似通っている気がしました。

Young Foreverは最後に飛行機が移るように、どちらかといえば”これから旅立っていく”イメージですが、その点今回のStay Goldは”旅立ったあとの彼ら”のようにも感じます。

そしてそれぞれが居た場所を、より詳細に描いている。その部分はFAKE LOVEに似ていますね。

そう考えると、彼らの実際の経験を元にしていると考えるのか、はたまた花様年華として考えるのか悩みどころですが、きっとどちらも正しいのでしょう。

Young Foreverは花様年華シリーズと直接的に関係はないMVだと考えています。

実際にお話の中のシーンを表しているINUやRUN、Prologue、Euphoriaと違う点は、実際の彼らを表しているように感じるからですね。

花様年華は創作物でフィクションですが、それは彼らの経験に基づいたものでもあり、そして伝えたいメッセージです。メッセージというのは、ある意味ノンフィクションなんですよね。

Young Foreverはアイドルとしての彼らとしてのメッセージ性を色濃く感じたので、私の中では花様年華シリーズと一線を置いています。

 

自分で書いていて意味が分からなくなりましたが、私の中のイメージはそんな感じです。

 

Young ForverからWINGS、そしてSpring Dayなどそれ以降のMVは抽象的な表現でメッセージを表していて、それはどこか花様年華と繋がっている気がしますが、そうではない。

ただ一貫している意図はあるように感じますね。

そしてStay Goldも、その抽象的な表現を感じます。まあMVってそういうものですけどね!

 

つまり何が言いたいのかというと、私が感じたこのMVに秘められたメッセージ性としてはバラバラだった7人が再会したあとの未来という、ある意味Young Foreverのその先ではないかと思ったのです。

めちゃくちゃ花様年華みたいな話じゃないか・・・!と興奮した次第です。

 

FAKE LOVEっぽい場所と雰囲気

全体的な場所はFAKE  LOVEっぽいです。

ジョングクがカーテンを開けるシーンからMVは始まりますが、これはFAKE LOVEでジンのジンのシーンと似ていますね。

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FAKE  LOVEでジョングクはジンの向こう側にいるように見えますが、今回は部屋の中です。

カーテンの感じは似ている気がしますが、ジョングクがいるのは廊下に見えますね。

窓辺に建物が写っているのが実に細かい。そして窓が電車っぽいのは気にしないほうがいいのかな。

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ユンギがいるのは植物と土塗れの部屋。
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ジンがいるのは濡れたマットレスの上。
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ナムジュンは・・・エレベーター?たまにゲームでこういうエレベーターあります。(?)
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ジミンがいるのはバスの中のようです。
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テヒョンは本と暖炉がある部屋
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ホソクはキッチンかな?
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ジョングクは地下?

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どことなくFAKE LOVEっぽいのに、それぞれがいる場所はなんか違う。

 

FAKE LOVEとは違うところ

ここからはこじつけターン。

 

例えば、バスといえばナムジュンですが、MVでバスにいるのはジミン。

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バスの吊り革を模したナムジュンの部屋

水といえばジミンですが、そこにいるのはジン。

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大量の水が溢れ出すジミンの部屋

FAKE LOVEで暖炉がある部屋にいたのはユンギですが、今回はテヒョン。

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塞がれた暖炉があるユンギの部屋

うん・・・。ここまではうまくハマった。

私は関連性を見つけたいオタクなので、以降はこじつけ度が上がります。

 

檻の中といえばテヒョン。完全にStigmaのイメージですが、それっぽいところにナムジュンがいらっしゃいます。

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檻の中のテヒョン

とにかく散らばっているユンギの部屋。爆撃を受けたジンの部屋だと思えなくもない。

でもほとんど思えない。(なら書くな)

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ではホソクのいるキッチンは?

 

いや、キッチンなんて日本語版血汗涙にしか出てない気がするけど!?泣

 

ジンとテヒョンが喧嘩していた場所はキッチンでしたが、それ以外にこれといってエピソードのないキッチン。

ホソクはどうしてキッチンにいるんですか?(聞くな)

ホソクの直後にドアノブが映るのは、FAKE LOVEを彷彿とさせますが、それ以外は全く見当も付かず敗北。そういうとこあるよね。

 

一方その頃ジョングクは。

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走っていた。


Stay Goldでジョングクがいるのは地下みたいな場所ですが、FAKE LOVEでも似た場所にいますね。

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それどこ?って場所にいるので、そこまで違和感を感じませんでした。

花様年華に置き換えてそうやって考えてみると、それぞれが誰かの経験の夢想体験をしているのかと思いました。うまく結べなかった部分もありましたが・・・。

テヒョンが火をつけて本に放っているシーンは、ユンギではないことに違和感があります。(花様年華オタクとしては)
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おしゃれなマッチだな。
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そして火をつけると、夢物語かのようなシーンに移ります。
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蝶々本当によく出てくる

終始何かしらが舞っている今回のMV。7人で遊んでいるシーンでは、薄ピンク色の蝶々が舞っています。可愛い。ちゃんと蝶々の形になっていたのはジンのシーンだけの気もします。分からない。

蝶々の意味は散々書いた気がしますが、キリスト教では「復活の象徴」、仏教では「輪廻転生の象徴」、またギリシャでは「魂、不死の象徴」であったりと、とにかく意味深なのが蝶々です。

もうどれを取ってもあり得そうな気がするので、深く考えるのはやめました。

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導く金色の光

金色の光?粉?に導かれるようにして、7人は再び出会います。
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それに気がついて嬉しそうなジョングクさん。可愛い。

そして導かれた彼らはまた金色の世界を見ながら、歩んでいきます。
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これはユンギの部屋の天井。
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どことなくONっぽくもある。
皆で一緒に頂上へと昇ると、真っ暗だったその場所は一気に輝いた世界へ。
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や〜〜〜綺麗だな〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

この映像を見た時、桃源郷ってこんな感じなのかな?と思いました。

でもどちらかといえば、ユートピアかな?(桃源郷ユートピアは違うらしい)

これを見て死後の世界と感じた人もいると思いますし、神話に絡めるともっと違う視点から見ることもできるんだろうと感じます。

私個人としては、ここが理想郷であり幸せな世界の象徴なのだろうと感じました。

そして桜の木ですかね?

ものすごくSpring Dayっぽい!良い!

これも絡めて考えてみると面白いかもしれません。

そしてその麓にある池。これがどうもいろいろ連想してしまって・・・。

前回のMOSの考察で書いたシンクホールのようにも見えるし、WINGSのジンのシーンにもそれっぽいシーンがありました。

現世と繋がっている鏡合わせの世界、そしてその入り口と考えても面白いです。
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テヒョンが木に触れると、金色の何かは天へと登っていきます。

このシーン、FAKE LOVEでジョングクが掬った砂が天に消えていくシーンを思い出しました。

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そして最後に、MVの初めに写った廊下を金の光が進み、窓の外へと抜けていきます。
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これ、右手前はユンギがいた部屋っぽいです。

FAKE LOVEもそうですが、一つの建物の中って感じなんですかね?

ジミンはバスにいましたが、ガレージと考えればまあなんとかなりますよね!(ならない)

そして私はこのシーンを見ると、どうしてもこれを思い出すのですが・・・。

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全然似ても似つかなかった。

 

ただ、金色の光が全員の元を訪れ、そして外に出ていく姿は希望的なエンドのように感じます。まさに誘っていったといった感じで、おそらくこの場所にはもう誰もいないのでしょう。

つまりみんなもうI'm Fineってことですね(特技:こじつけ)

 

つまり何を思ったかというと

本来の意図はYoung Foreverに近いものを感じました。ジメジメとした暗い場所にいたみんなが導かれ再開した先に楽園がある、といった希望的な展開です。

そしてサビになる度に場面が転換し、キラキラとした世界になるのが良い!

これは花様年華でいうところの学生時代ですかね。みんながまだ一緒に笑っていられたときの記憶。

離れてしまったみんなは、その光景を思い出していた。

そうしている間に、金色の光が現れた。

それに着いていくと、そこにはみんなが居て、その場はユートピアとなった。

 

花様年華で置き換えると、金色の光はソクジンのタイムリープですかね。

もし私の希望的観測によるこじつけが意味を持っていたのだとしたら、それぞれが互いの過去を知り、痛みに触れたことが原因で現れたものかもしれないし、WINGS的な解釈もできます(詳細はWings Short Filmの考察へ)

大事なのは、みんなでいれば真っ暗だった景色が綺麗なものに変わったということ。

 

ひとりでは味気なかった通学路が、友人と一緒だと楽しい時間になるように、本当は周囲が変わったわけではなくても、みんな一緒にいることが大事なのかもしれない。

なんかそういう風に感じました。

 

花様年華と関連して考えるなら、FAKE LOVEのその先と考えてもいいかも知れませんね。知らんけども!

 

MVを全て考察してしまうと、それこそ本来の意図をすっ飛ばしたこじつけワールドになるので、今回は考察というより、感想って感じです。

なので分からないものは深く追求してないですし、あくまでこんなイメージで受け取ったぜ私は!といったお話でした。

 

何より、7周年という大事な節目の年に、こういった意味のありそうなMVを日本オリジナル曲で出してくれたことが大変にありがたく、そしてこの曲がより好きになりました。

みなさんはどう感じましたか?

ここは本当にそれぞれだと思うので、他の方の感想も見てみたいなと思います。

今後本当に考察になりそうな時があったら、その時に書き直しますが、ひとまず続きの考察をあげられるよう頑張ります!

 

 

 

《余談》

今現在考察目的としてブログを書いていますが、いろんな話も書きたいなと思っているので、今後考察とは関係ない記事も出てくるかと思います😭

購読してくれてる方には申し訳なくて更新していなかったのですが、ブログを分けても運用できる気がしないので……。

その事もあり、今後ブログ移行の予定です(多分)

だいぶ先になるかもしれませんが、その時はまたよろしくお願い致します。

 

それでは!